僕の心の傷はキミにしか縫えないのに どうして何もしてくれないの 叶うことのない希望にすがっているのは 僕の心の弱さ

不公平なほど異なる想いの大きさは 今でも僕を苦しめる 君の影よ はやく消えてくれ そして僕は あの日の約束を忘れよう

どれだけの時間を費やして この手がキミの手に触れることができたんだろう 費やした時間を裏切るかのように 二つの手は離れていく このまま奪って 逃げてほしかった 心の中など知る由もない ポケットじゃない暖かさが恋しかった あの日の夕暮れ

キミと一緒になったのは 幸せにしてもらいたかったのではなく キミがどんな状況下であっても 私さえいれば何とかなると キミの信念を貫けるように 私がキミを幸せにする

いつから「知らない」と口にすることが ためらわれるようになったんだろう 歳をとって大人になった気分で なんでも知っているふりして だから何も知らない大人になってしまったんだ 未来の後悔を今日くい止めよう

いつも一緒にいたいから できるだけ一緒にいたいに変わる 離れてても身近に感じる今のキミ

修復は予防よりも難しいって 分かってるのに 分かってるのに どうして過ちを繰り返す 後悔に埋れたまま 終わりたくないのに

知らないことは恥じゃない 知る前は誰でも知らない 知る努力をするか 知らないままでやり過ごすか 人の厚みに左右する

暖かい陽射しの中 ポケットに手をつっこみ キミの温かさから遠ざかる 今触れられると きっと僕は崩れ落ちる

肌寒い朝 両手で包んだ珈琲と 湯気の向こう側にアナタがいて 明日も明後日も ずっとずっと同じ光景が続くよう 心の中でつぶやく小さなシアワセ

アナタが華やかで温かい色を私に描いてくてた アナタが授けてくれた命が私をしなやかにしてくれた 勝つことだけが正じゃないと学んだ 誰かの笑顔が自分に必要だって知った 私が得たものは素晴らしい

キミと出会えてよかった キミに会えてよかった 本当に大切な人を見失う一歩手前で気づかせてくれた どんなにずるいと言われても

アナタの唇で囁かれる私の名前 アナタの声で奏でられる私の名前 私の名前が愛しくなる

恋焦がれる愛情 仲間への愛情 弱い者への愛情 共感の愛情 静かに見守る愛情 人は愛と共に生きている たとえ存在に気づかなくとも

「キミの夢をみたよ」が 小説の中だけではないことを知る朝は 柔らかく優しい一日の始まり

私が描いた未来に どれだけ色をつけられただろうか どんな色で塗ることができただろうか 決して満足のいかない絵であっても それも素晴らしい私の人生

自分が何をしているか分からなくなった時 周りを見ずに目を瞑りなさい 私は何をしたかったのか 私は何をしようとしていたのか 意志の源を見つめなさい もうアナタは迷わないから