まあるいはあと

水のように流れゆく言葉たち

ポケット

どれだけの時間を費やして

この手がキミの手に触れることができたんだろう

費やした時間を裏切るかのように

二つの手は離れていく

このまま奪って 逃げてほしかった

心の中など知る由もない

ポケットじゃない暖かさが恋しかった

あの日の夕暮れ

未来の後悔

いつから「知らない」と口にすることが

ためらわれるようになったんだろう 

歳をとって大人になった気分で

なんでも知っているふりして

だから何も知らない大人になってしまったんだ

未来の後悔を今日くい止めよう